十字架は誰の手に(推理小説/著者:廣木 涼)
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【作品紹介】
マジシャンが考えた渾身のトリック。マジシャンが書いた渾身の推理小説。あなたは、このトリックを見抜けるか?
トリックの数だけ殺意はある。謎解きに必要な手掛かりは、すべて本文の中に。(『』内は原文より抜粋)
次々と起こる不可解な殺人事件。被害者の職業は政治家、医師、名誉教授、と社会的地位の高い者ばかり。浮上しては消えていく容疑者たち。掴みどころのない連続事件の、犯人の狙いはどこにある?
事件の捜査に当たるのは警視庁捜査一課のキレ者警部。
『チャンスに強くピンチに強く、いつ弱いのかわからないほど頼りになる男、それが3番センター佐竹誠である』
そして、キレ者佐竹の部下サトウヒトシ。
『『里生』と書いて『サトウ』、『陽俊』と書いて『ヒトシ』、里生陽俊というのが彼の名だ』
『小麦色の健康そうな肌や、ワックスで立ち上げた短い頭髪に加えて、これ見よがしな赤いネクタイが、さらに暑苦しいほどの熱血さを窺わせてさえいる』
一方で、殺人と並行して起こる空き巣事件と詐欺事件。簡単な事件のはずが、その後複雑な事情に呑み込まれていく。
空き巣を追うのは警視庁一の軽薄お気楽刑事。
『軽薄男は佐竹と里生に二丁拳銃を突きつけていた。指鉄砲で。「バ~ン」と、指鉄砲を発砲させる擬音がまた余計に軽々しい雰囲気を醸し出す』
『佐竹と同期にして、同階級の捜査三課の警部。軽薄にして不真面目であり無遠慮な上に浮気な男。それが近藤遼平41歳である』
近藤と捜査を共にするのは、その部下、陰気で陰鬱であり陰湿でもある若手刑事、須月。
『ヒョロリと痩せ形の、色白で不健康そうな若い刑事だった。頭髪は無精にもピン撥ねし、サイズが合わないスーツは、着ているというより着られている感がある。言ってみれば、ネガティブ芸人を思わせるような出で立ちである』
『『スズキ』ではありません。『スヅキ』です』
錯綜する事件。湧き上がる疑惑。迷走する推理。
『ダイイングメッセージだ』
『今回は計画的じゃなかったんじゃないでしょうか』
『アリバイがあり――中略――凶器を持っていなかったということだ』
『おおよそ、どこに金品をしまってるか、予想がついてるのさ』
『不審な動きをしていたからさ、職質かけたら走って逃げたワケ』
『殺して英雄気取りにでもなっているんだろう』
『「左利きだというハンデをものともしない様子だよ」「左利き?」』
『じゃあ証拠を出せよ。証拠がないなら帰ってくれ』
『おっ。それってミッシングリンクってことね』
そして、数々の事件がひとつに収束する。
『一課と二課と三課の事件が繋がっちゃったよ』
この事件の犯人は?不可能を可能にするトリックとは?容疑者たちの奇妙な行動の理由は?散りばめられた伏線のすべてが、解決編で明らかになる。
読み終えたとき、マジシャンが考えたトリックのすべてが明らかに。
答えを知って「なぁんだ」とは言わせません。必ず「あー!なるほど!こう繋がるのか!」という爽快感をお届けします。
【作者紹介】
廣木涼。クロースアップマジシャン。
2015年にマジシャンとしてデビュー。ストリートでのクロースアップマジックを本職とし、2015年には、国内3都市、ヨーロッパ5ヶ国6都市、2016年にはオーストラリア、アメリカでも活動。
元サラリーマン研究者。専門は有機化学。
読者コメント(Amazonレビューより抜粋)
『予想外につながる小さな事件。そこでつながるのか!と意表をつかれます』
『人物の設定も多岐にわたり、頭の中にイメージがぽんと浮かびます』
『さすがマジシャン、トリックが綺麗にきまっていました。』
『アハ体験みたいな感じです。この小説の謎が解けた時の感覚もまさにそんな感じでアハアハしました』
『伏線が随所に散りばめられていて、そんなところまで回収するのか!と感心しました』
『作者からのフェアな挑戦と清涼感、お勧めです』
『いくつもの事件が複雑に入り組んでいて、読み応えがありますね』
『 基本的な技法を忠実に守りながら読んだことのないような切れ味はまさにダガーナイフそのものである』
『ミステリーと人間の心情が上手い。刑事達のキャラ設定も重苦しくなりすぎず面白く読みごたえがありました』
『意外性、トリック、心理描写どれも面白かった』
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